今回はTIWのメンバー(主将、M植さん)と鈴鹿サーキットで開催されたエンデューロに出場した。
(レース前)
9月に練習中に落車して手首の靭帯損傷(TFCC損傷)をやらかして、しばらく自転車をお休みし、よって、今回が復帰第一戦。来週に控えた沖縄の完走は非常に厳しい状況だが、体力低下がどの程度進行しているのかを感じるために来た。
□午前の部
昨晩からの雨の影響でスリップと落車に巻き込まれたく無いし怪我が完治していない身であることから、順番は最後にしてもらうことに。
スタートからケニーさんが先頭集団の前方にしっかりと位置取りして、時々ホームストレートでスピードを上げる招待勢の集団の絞込みにもしっかりと対応。
エンデューロはとにかく集団走行が基本。特急列車に乗れたら、かなり効率的に高速ラップを重ねる事が出来るが、それが可能なのかどうかはピットアウトするタイミング次第。
幸いにして、
8時間のトップ集団と
4時間のトップ集団がどのような位置関係で走っているか、どんなチームとか人が走っているか、はスタジアムから確認済み。
中途半端な列車はゆっくりとやり過ごしつつ、トップ集団のバイク先導の集団を待つ。
周回も終わりかけた下り基調のS字で待望の先頭集団の到来を告げる「プッ、プッ、プッ」というバイクのクラクション。程なく先頭集団のお尻にドッキング。ホームストレートの登りは2%前後の緩坂でこれは難なく付けるのだが、クランクを抜ける迄に6-7%程度の坂とここを抜けた後のスプリントに付いて行けるかどうかが先頭集団について行けるかのポイントになる感じ。
で、
8時間の先頭集団の引きは想定以上に強烈で、逆サイドのバックストレートからのアップダウンであえなく1周で千切れてしまった。まだ心拍を上げる前でキツかった。
2時間以上先頭集団に居て、
一時は1位だったケニーさんすげえ。などと考えながら、暫く、高速小集団を回して次の大集団を待つと今度は
4時間組の先頭集団が。一回イッパイまで上げたのと、ペースが
8時間ほどきつくないので、しばらくは先頭集団で周回を重ねる。数人前に六本木氏が走っているので、正真正銘の六本木急行列車に乗車した感じ。
ニューホイール実戦投入初となるゴキソは高速巡行と軽めの登りに利いてる印象。すこぶる順調。手首の痛みも特に感じない。最近全く乗れていないので、弱いのはしょうがない。
□午後の部
ケニーさんがしばらく見られず、マシントラブルかと心配。しばらくしたら再出走された模様で安心。
殆ど単独走なので、ホームストレートの登りも厳しそうな感じ。根性が凄い。ホームストレート脇で大声で応援したが、こちらには気付いて貰えたようだが、反応するエネルギーは無さそう。
風がさらに強まって、トップ集団の周回タイムが9分台に落ち着く。(前半は8分台前半)
ちょうど交代したタイミングでマトリックスとか六本木急行の大集団高速列車が行ってしまったばかりなので、しばらく途方にくれつつ、時速20km/h程度で待つこと半周。右を抜いた小集団の中にはなるしまジャージが。櫻井選手?が3人くらいで走ってる。おっと、ラッキー、これは乗っとくかと全力スプリントでお尻にドッキング。
櫻井列車は
8時間ソロの先頭で一人逃げしてる(というか、他の
8時間ソロの皆さんは休憩した)状況らしく、本当は無関係の第三者がサポートするのは不味いんだが、こっちは貴重?な集団形成メンバー候補だから回そうと誘ってくるので調子に乗ることに。「皆で回せば安全だし、速いです」「ちょっと抑えて走りましょう」「(登りで)ここで足使わないで」「(登りで一回千切れたら)大丈夫?」とか。親切ですね。
サポートバイクが時々、櫻井選手に後続との周回差を伝えている様子。名古屋の名門チーム「Adon」が櫻井氏にジェルを渡したり、ボトルを渡したり。
小集団4人~5人でスピードはそれほどでもないが徐々に集団を大きくしていき、マトリックスとイナーメがローテに加わって、櫻井氏は万全の体制へ。一気に集団のスピードが上がってこっちは用無しとなって後ろでゆるゆる。
相変わらず、
シケイン登りで千切れて、平坦スプリントでウリャーっと踏んで、ブリッジ連結を繰り返して追い付く展開を3回ほど繰り返して、このままゴールまで行くのもテニスの時間が無くなっちゃうので、6周してから、ピットイン。
□結論
・鈴鹿は東京から遠いけど、コースも走りやすく、先頭集団も富士より凶暴化せず、トレーニングとしては最高
・テニスもできるし、宿は非常に綺麗。風呂もいい
・M植さんの土曜日の素早い電車移動を鑑みると、鈴鹿は渋滞回避・体力温存考えると、
輪行も検討。(ドライバーに過度な負担をかける)
・沖縄210kmは完走→宮城CP(160km)を目標に切替
帰りは主将の高速走で想定以上に早く帰宅。
本当に遅くまで長い間運転頂きましてありがとうございました。