Rupinのラン(とロードバイク)のブログ

マラソンでサブ3を達成した元チャリダーのブログ

東京オリンピック2020

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偶然の北海道ゴルフ遠征中の遭遇。宿舎の前がオリンピックコース。しかも男子マラソン当日。

運命に感謝しつつ、4時に起床してオリンピックコースを朝ジョグ15km。

北海道大学構内は素晴らしいランニングコース。気持ちよく汗をかいて、スタート地点で観戦すっぺと向かうが、500m以内は立入禁止区域のため諦めてホテルでテレビ観戦。

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スタートから匠吾が後方集団に落ちているのを見て愕然とする。MGC最強の男の片鱗も見えず。2年前の選考レースで決めたのだからしょうがない。大迫と勇馬はポジション微妙だが大集団に潜んでいる。ホテル前は13-14km付近なので40分位に来る計算。

ホテルを駆け降りて道へ。バリバリと上空がヘリの音で包まれると先導者が走り、先頭集団があっという間に近づいてきた。自然に身体が動き出す。並走。キプチョゲらケニア勢は談笑しながら走っている。追い風区間とは言え3分ちょいのペースでジョグ風情とは!こっちはアドレナリン絶頂。心のなかで大迫と2回叫ぶが勇馬にも悪いから勇馬にも応援。2人が歩道に寄ってきた。これほどの幸せな時間が有るであろうか。世界最高峰のレースをランデブー出来るとは。

あとは部屋に戻ってかぶりつき。

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大迫の追い上げに鳥肌が立つ。2位集団にこれで追いついたら神になれるな。現実は6位だったけど、ベストを尽くした満足感に浸る姿は感動的。引退レースに相応しい幕引き。というか今最強の日本人マラソンランナーをロストしてしまう喪失感どうにかして欲しい。

しかし、これを言うのはタブーなんでしょうが、日本記録ホルダーの鈴木健吾が走ったらどうだった?MGCをもう一回やって、オリンピックにベストを出せる選手を選考する仕組みにして欲しかった。走る前に走れないのは選手が一番解ってるので、2人とも精神的にキツかっただろうな。完走して得られた経験を活かしてこれからどう巻き返してくれるか楽しみで仕方ない。