奥州ロング152km
大館能代空港→十和田湖→八甲田→青森 152km 5h43m NP207w TSS 360
2013年以来3年ぶりの奥州ロング。
朝は気合が入りすぎて、フライトの2時間前に羽田に着いてしまう。大館能代空港の第一便は9:10なので、7:30に出れば余裕。
ANAのラウンジで寛ぐが想定外に食べ物が無く、酒を飲む訳にも行かずに、栄養ドリンクを頂く。ミルクも旨かった。
腹ごしらえはシュウマイ弁当を売店で購入してかけこむ。安定の美味さ。
フライトは若干遅れて、10:25に着陸して自転車を受け取って、10:40頃にスタート。
空港から一気に東へ向かう。比内地鶏で有名な比内市を抜けて鹿角市へ。風は強烈な追い風というラッキーな展開。この季節は毎年そんな感じでスタートは楽に行ける。
平均スピードは35km/hを維持しながら、アップダウンをクリアしていく。徐々に身体が暖まると調子が出てくる。大湯温泉まで1時間15分位。ここで1回目の休憩。
桜が綺麗で、新緑も眩しい。例年以上に暖かい冬だったということか。
今日は半袖ジャージにアームウォーマー。下はショートビブ。気温は15°C弱で若干寒いので軍手を着用。兎に角、風が半端で無い。背中には防水ウィンドブレーカー。
天気予報では雨がパラつく予想だったが、曇り空で何とか持ちこたえてくれている。
十和田湖へ向かう発荷峠までの最初のヒルクライムは、5kmで336mup。6%位。いつもの乙女峠と同じ距離だが、10%超えと緩斜面がおり混ざる為、コースを知らないと厳しい。先は長いので、軽く回してクリアする。
十和田湖は寒い。
ジャケットを着用して震えながら十和田湖に降りて、湖岸をぐるりと回って奥入瀬に向かう。
前回よりも観光客が少ない印象。インバウンド的な呼び込みが不足している感じで、ほぼ国内観光客の様子。アクセス悪いのでしょうがないか。
奥入瀬から八甲田に向かう左折を間違えて、100m程登って気づく。3年ぶりの道で忘れていた。時間には余裕があるので全く問題無いが、精神的にキツイ。
ここから傘松峠まではざっくり800mのヒルクライム。100kmを超えてからの山岳はなかなかのもので、スピードがあがらない。
八甲田山が見えた所で休憩。
ここから最後の登りだとスタートした直後から雨が降り出した。結構強くなってくる。おいおい、横殴りの暴風雨に。
気温がガーミンだと0°Cまで下がったが、体感は氷点下並み。拷問状態。脚はピリピリしてる。生脚ジャージはあり得ない。
峠で写真を撮って下る。
当然ながら本当の地獄はここから。
寒すぎるし、雨でブレーキは効かない。徐行下山。全身びしょ濡れで身体が震えて、ハンドルを持つ腕が左右にぶれる。しかし、ここで止まったら確実に死ねる。
ここで落車したら、地獄。
ゆっくりと下る事に専念。
早く止んでくれと祈るだけ。
青森方面の空が明るい事に希望を残し、何とか意識だけは飛ばすまいと。
この季節はほぼ毎回雨にやられる。
しかし、雪の壁。これを崇める為に来たんだ。俺は。途中で、止まって根性で撮影。
平年比30%くらいかな。
何時しか雨が止み、標高が下がると共に気温も上がってくる。ダウンヒルは最高なんだが、今年のダウンヒルは最高に厳しいダウンヒルだった。
それにしても俺くらいの体脂肪無いとマジでヤバいぞ。風が強く気温が低かったのが、例年との違いか。
青森市内に下りて、かっぱ温泉なるスーパー銭湯を発見し、堪らず覗くが、乾燥機が無いので泣く泣く断念。コンビニ休憩でホットコーヒーを震えながら飲む。
18:38の新青森駅発のはやぶさに充分に間に合う時間には到着。17:20頃から駅をウロウロして無事に乗車して東京までワープ。
来年はどうしようか?
やはり、北は止めておこうかな。
花粉が全力で飛散していたようで、新幹線でくしゃみ止まらんし。