TdO210km DNF 10km
ツール・ド・おきなわ 市民210km DNF
スタートしたら10kmで直ぐに落車に巻き込まれて、機材不調で走れなくなって終わり。
前方左の選手が倒れ込む。アレヨアレヨと言う間にバランスが崩れ、怒号と共に落車に巻き込まれて完全停止。
リスタートしたがリアブレーキが締まってるので動かない。直ぐに脇に移動して調整。大集団はあっという間に通過して行った。
集団が視界から消えた時、俺の一年が終わったと諦めたが、もう一回走り始めた。ハンドルが曲がりリアのブレーキが解放されないので進まない。
もう一回降りて調整。
ブレーキが閉まったまま動かない。ハンドルが曲がりワイヤーが締まって動かない。スプロケットが明後日の方向に行っているのでハンドルを叩きまくる。
こんな現実を受け入れる為に、俺は何日も何日も練習して来たのでは無い。快晴の穏やかな海岸線の景色とは全く正反対の、怒りで混乱する。
350wで暫く追走しては見るが、スピードは40km/h程度しか出ていない。これでは追いかけごっこでは永遠に追いつけない。
途中で大落車があって、追走集団が出来ていることを祈りながら、前半最大の難所の14km地点まで行こうと必死にペダルを廻すが、心拍は170近くまで達し、前方も後方も一人ぼっちでは如何ともし難く、DNF。
走ってたらゴール出来てただろうか。
答えは誰もわからない。
神がまだ努力不足だと言っている。
怪我が無かっただけ良しとしてまた立ち上がろう。