Rupinのラン(とロードバイク)のブログ

マラソンでサブ3を達成した元チャリダーのブログ

LEOMO TypeRセミナー

今日はLEOMOのTypeRセミナーに出席してきた。昨年12月に導入してみたが、データが高度過ぎて完全に消化不良に陥り、お蔵入りになりかけた為、改めて基礎からそのデータの意味を腹に落とす趣旨で。

西麻布のオフィスに潜入。なかなかディープ且つスタートアップ企業っぽい雰囲気の場所。

程なく、参加される3名の方が集合して自己紹介してスタート。皆さん実業団でガチの方々。そりゃそうだ。10万払って、モーションキャプチャー導入して1秒稼ごうと必死な方々だ。

講師は見たことも無い方だったが、髪が伸びた才田選手。随分印象が違う。終始アカデミックなお兄さんだった。

結論から先に言うとこの機材は、かなりの可能性を秘めている。Dead Spot Scoreが最小となる身体の動きを目指す為にペダリングだけでなく、全身の動きをモーションキャプチャーでデジタルに解析する。

私の場合は、去年の袖ヶ浦エンデューロのデータで解析したデータでは下死点で動きが滞留している。

この位置で無駄が発生していると言う意味は、サドルの高さとかクリートの位置で改善の可能性があると言う。しかし、あくまでもDSSは結果。そこに至る過程が重要。

途中、宮澤監督が参戦。普通にお仕事をされているんだが、途中途中で、サポートに入る。

主に背中につけるセンサーから解析される動きが今回のセミナーでのメイントピックだった。

具体的にはPevlic RotationとPevric Rockの二つの指標。背骨を軸と見立てた時の回旋運動と上下運動。大体、回旋出来なくなって上下してしまう。らしい。

非常に面白かったのは、去年の全日本選手権TTで優勝した女子選手に発信機能を付けてリアルタイムでコーチが指示を送りながら走らせたという話。

あとは骨盤の角度と上半身の角度とのベストミックスをRetulでハンドルを10cmずつ上下させて計測しつつ探し当てたという話。

自分の実力とか走行距離を考えると100年早い話なんだが、今日の解析講座はだんだん自分の仕事だったらどういう分析が出来るんだろうとか見せ方とか非常に参考になる話ばかり。

正直、セットアップには時間かかるし自動的にStravaとかTrainingPeaks とかにアップロード出来ないし面倒だから放出だなあと考えていたが、データのストックを増やせたら意外に面白い発見が沢山有るかも知れないと言う気づきが有ったので、もう少し使ってみようと思う。

今後色々なセミナーを企画してくれているので、楽しみに待っていようと思う。