鹿児島ライド 鹿児島空港→知覧特攻平和会館→枕崎95km
かねてから一度は訪れてみたかったのが、知覧特攻会館。「君たちが生きている今日は、散った戦友が生きたかった未来だ」という名言が有ったが、弱冠20歳そこそこの青年が、死に向き合ってどの様に振る舞い、最期を遂げたのか?日本人なら知っておかなければならない事だと思う。
鹿児島は過去に仕事で一度だけ訪問した事が有るが、それこそ半日やそこらで帰ったので、ほとんど印象に残っていない。
前日に準備は全て完了させておく。5:00には出発。いつもの駐車場がすでに満車だったのは驚いたが、奥の方に何とか滑り込む。
飛行機の機材が新しくモニターが付いていたので暇つぶしにはなった。快適な空の旅はあっという間に終わって、8:30頃には到着。準備して9:00には空港を出発。
路面はウェットだが、雨はまだ降っていないか微妙な霧雨。
ガーミンを持って来ていないので、内陸ルートは断念して海沿いを走る。
桜島は噴煙が上がっているのか?分からず。
南下するにしたがって小雨がパラついてくるが非常に気持ちがいい。しかしながら、海沿いを走る国道10号の交通量の多さには閉口した。
尚古集成館なる、島津家の知の殿堂を通過。西郷どんで島津斉彬公が研究に没頭してるシーンが有ったが、ここで撮影したのかしら。
鹿児島の街並みを通過して一路薩摩半島を南に下る。ここで不穏な雨雲が前方に。バケツをひっくり返した様な土砂降り。一旦コインランドリーで雨宿り。
鹿児島あるある。鹿児島はまず信号がなかなか変わらない。長い。そして、コインランドリーがやたら多い。コンビニも多い。店員と地元のおっちゃんやおばちゃんが仲良い。
雷が結構鳴っているので、30分弱休む。
ちょっと走って、平川という所から300m程度の登り。
知覧に向けて、雨がなかなか止まない。英霊の涙が薩摩の夏の空を湿らせているのだろうか。12:00キッカリに今日の最大の目的地の知覧特攻平和会館に到着。
ガイドを借りて、じっくりと1時間見て回る。ここのハイライトは何と言っても遺書と絶筆である。大体同じような内容だと想像したが、こんなにも色々とバラエティに富んだ内容だったのか!と驚愕。その場で暫し動けない。強かったり弱かったり、平静を装う人や動揺を隠せない人。色々といたんだなあ、という事だ。大凡、我々の様な環境で育った日本人には想像ができないが、果たして死を目前にして、この様な文を書けるだろうか?
文章が美しく格が高い。いつも思うが何故日本人は国語力がここまで落ちたのだろうか?そして字がきれい。力強い。
記念館を出ると、雨が止み日がさしてきた。
知覧から枕崎まで行く道すがら、開聞岳が美しく左手に覗いている。この辺りは、南九州という感じで本当に景色が良い。軽いアップダウンを経て、14:00には枕崎に到着する。
温泉に入ろうと物色するも、バス停近場にいい風呂屋無し。14:30にはバスに乗って空港へ。
相当早く着いたので、空港近くの散髪屋で散髪して貰って空港でシャワー浴びて、のんびり。
今日はかなりゆっくり走ったので、明日に疲労を残していない。いよいよランを開始するかな。