第39回つくばマラソン 祝サブ3達成
つくばマラソン 2時間59分27秒(ネット2時間59分16秒)
結果は嬉しいサブ3。ギリギリだけど。実態はペーサーに田中コーチに付いて貰っておんぶにだっこの3時間切り。29kmから右脹脛が痙攣し、ハムストが攣った時は一度は完全停止してストレッチしたが、何とか持ち直した。自転車では攣っても復帰出来るが、マラソンで攣った後に持ち直したのは根性だけ。ゴールしたら初めてよろけてぶっ倒れた。持てる力を全て発揮できたのは、何度も言うけど、RunFieldのサポートのおかげ。RunField はチームサブ3を今年初めて設定して加入したけど、9カ月にわたって毎週の練習から合宿、メールでのやりとり。本当に感謝しかない。
ブロガー同士でサポートするのもありだと思うし、最短距離でコーチを付けてやるのもありだと思う。私はこっちが合った。メンバーはサブ3をクリアしたおじさまがゴロゴロいらっしゃって、コーチ陣も充実して心強い限りだった。
スタートまで
東京からのバスで移動。雨が止まないのでテンションはなかなか上がらないが、サブ3をやってまたこのバスで帰る事しかイメージせず。うとうとしてたらいつの間にか筑波大学に着いていた。
着いたらとりあえず着替えをしようと更衣室に向かうが、途中泥だらけでスニーカーがぐちゃぐちゃになったので、最早外で着替えればええやと陣地に向かう。幸い雨も止んできたのでゆっくり着替える。
トイレに行ってから田中コーチとスタートへ向かう。と徐々に雨脚が強くなってきた。ポンチョ着ればよかったかな。雨宿りしつつ体操をしてスタート10分前にスタートへ。豪雨になってきて笑う。自転車では良くあるけど、マラソンで雨が降ったのは初めてかな。
スタート-5km 21'07"(グロス21'18")
スタートして先ずはゆっくり入る。ロスは11秒程度だったので、4'10"/kmペースで押すかと思いきや入りは4'17"/km位でジョグ感覚でゆっくりゆっくり入る。どんどん抜かれる。すごいね。流石に筑波はタイム狙ってレベル高い。
筑波大学構内を抜けて、下り基調のロードをゆったり走り始める。徐々にレースペースに持っていく。雨が降り続き、水たまりで結構濡れる。道の真ん中を選択して極力水に浸からない様に慎重に走る。チームサブ3のTさんも一緒に3人でペースを刻む。田中コーチがペースをきっちり刻むので後ろに結構人が付いていて時々脚が触れて危ないので、一回注意。若い兄ちゃんだった様だ。
20kmまでは飛ばさず、後半上げてやろうと目論む。この頃はその後のトラブルは全く想定すらしていない。
6-10km 21'07"
まだまだ余裕。本当はもう少し飛ばしたいのだが、今日は田中コーチに金魚の糞で行くと決めているので、この頃も結構抜かれるけど我慢して走る。マラソンも6回目なので、いい加減学習してきた様だ。10km付近の給水所でTさんが千切れた模様。名実共に二人旅が始まる。スタートして大雨が目に入ってコンタクトがずれて視界がぼやけてしまったが、いつの間にか雨も止んでちゃんと景色が見える様になっていた。
コースはフラットだが、時々道が狭くなりわだちで若干走りづらい部分があって、その度にコースを変えながら走る。
11-15km 21'16"
この辺りは心を無にして巡航していたせいか?ほとんど記憶なし。徐々に脚にダメージが回っている様な気がするが、相当ゆっくりリードしてくれているので、まだまだ余裕。
16-20km 20'56"
この辺りで良い集団が居たので、田中コーチからちょいと離れてというか、一緒に集団に潜んで走ってみる。ちょっとペースが上がるが、非常に楽。給水所であっさり崩壊してしまったのが残念だったが、20分台で通過。
21-25km 20'52"
中間は1時間29分13秒。いわて盛岡シティの時は1時間28分30秒だったのでちょい遅いが、その分脚を貯められているはず。サブ3の貯金はグロスで45秒。田中コーチからは、ネットで1時間29分と言われていたので、1分の貯金と言う認識で走り続ける。60÷22kmなのでキロ当たり2-3秒のバッファがある計算。ここから貯金をどんどん稼いでいけば確度が高まる。
26-30km 20'55"
いわて盛岡で撃沈した26kmの登り。ここはフラットな筑波なので、快調に走る。しかーし、29kmから右脹脛に痙攣が走る。騙し騙し走り続け30kmまでは何とかクリアしたものの、この先が不安で覆いつくされる。かなり余裕で走ってきたと言うのに、足攣りでサブ3を達成できないのか?言い訳は無用。やるしか無いのだが、体が言うことを効かない状況になりつつある。まだこの段階では田中コーチに伝えるのも憚られるが、徐々に並走から後ろに付く形となったので、時々振り返って心配そうに確認されるケースが増えてきた。
31-35km 21'58"
痙攣の頻度が上がり、ハムストもやばい状況でスピードを落とす。「左脚を使って!」この辺りから、これまでの快適マラソンから一気に地獄へ叩き落とされる。やはり楽なマラソンなど無いと思い知らされる。左脚も攣り始める。34km付近で一度完全停止してストレッチ。田中コーチも「これはダメか〜!」と唯一ネガ発言。しかしこれで火が付いた。しぶとく脚が蘇る。徐々にだがペースが上がってきた。田中コーチの叱咤激励が10秒おきくらいに飛ぶ。腕を動かして‼️膝を前に出して‼️時計なんか見なくていい‼️動かせ‼️諦めるな‼️行ける‼️周りを走るランナーなど関係無し。ただ、鬼コーチが前にいる。ずっと声をかけてくれる。答える気力は無い。このまま撃沈してしまうのか。間違い無く一人なら緩めているところだが、フォームもバラバラのオッさんが首を揺らしながら前に前に脚を進める。結果は意外にそこまで落ちていなかったようだが、体感としては大ストップで、サブ3を本当にやれるのか?最早無理かもしれないが、可能性が有る限り行くしか無いと言う心境。
36-40km 21'36"
38km付近の登りで完全に身体が痺れる。一気に身体全体が重たくなって、腕から脚まで全てが鉛の様になってしまう。しかしここから奇跡が起きた。何故か脳のストッパーが解除されペースが上がり始めた。ここから2kmは4'07"-4'15"で走る事が出来ていた。脚も攣る気配が無くなった。
40-Goal Total 2'29'27"(net2'29'16")
しかしラスト2kmで全てのエネルギーが使い果たされた感じ。田中コーチが絶叫している。ラスト2kmの長さたるや。ゴールした瞬間、よろけながら田中コーチとガッチリ握手。速攻で脚のあらゆる所が攣りまくる。しばらく休んで移動したが、移動もままならず。
ゴール後
RunFieldのメンバーがゴールして徐々に帰ってきた。タイムが良かった人も良くなかった人もいたが、皆さん出し切ったいい笑顔。YさんとMさんとバスで東京へ戻って、打ち上げ。ビールとワインで。なかなか面白い飲み会だった。
今後について
今シーズンは、来週の港ハーフから川崎駅伝、来年はフロストバイトから勝田フルマラソンと静岡マラソンとエントリーはやたら沢山してしまっている。正直なところ、いわて盛岡で3時間3分を出すまで、サブ3を筑波で出来るとは思っていなかった。保険をかけて色々エントリーしてしまったが、今後もサブ3をきちんと叩き出せる様にトレーニングを続けて行かなけばならない。今回のレースの反省点は、やはりマラソンを走る脚ができていないというシンプルな一点。距離を重ねた9月のストックで走り切れたが、10月、11月はピーキングを理由に落とし過ぎた感あり。次戦1月の勝田に向けて、スケジュールを組んで行こう。